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7/12 チョコレート工場 [映画]

 『チャーリーとチョコレート工場』を観た。ビデオ屋で、上半期No,1になっていたので、とりあえず借りてみた。それにしてもDVD借りるの、かなり久しぶりだ。

 お菓子の工場、おいしそうですよ。「ウンパ・ルンパ」かわいいですよ。ただ、男一人で観るもんじゃないような気が……。 小さい子供がいる家族とか、恋人と観ると、結構楽しいだろうね。観た後の会話が、何だか想像がつく。

 しかし男一人で、夜中観ると、かなり淋しいものがある。何かの童話が基になってるのかな。よーく観ると、残酷だし。グリム童話っぽいというか。子供たちが次々に悲惨?なことになっていくし。体が異常に膨らんだり、飴のばし機で薄っぺらくされたり……(全部自業自得なんだけど)。ホントはそこは笑うべきところなんだろう。

 やっぱり、ファンタジーの世界は、「冷静」に見ちゃ駄目だ。「分析」しちゃ駄目だ。「矛盾」を見ちゃ駄目だ。「論理」立てちゃ駄目だ。「客観的」になっちゃ駄目だ。そうした瞬間、全てが壊れる。夢の世界の全体像は、破壊される。ディズニーランドと同じ。

 その世界に入り込まないと。自分がここにいることを忘れないと。主人公に乗り移らないと。「潜入」しないと。「内面化」しないと。「共感」しないと。それができないと、こういう作品は何も楽しくない。

 子供は「直観」力が強い。女性は「共感」能力がある。一般的に、だけど。だから、楽しめる。そしてファンタジーの世界を観るとき、ディズニーランドにいるとき、「物我一如」の状態になれる。この状態をが多ければ多いほど、人生は楽しいのかもしれない。

今日の勉強の記録

  1. 「修士論文」構成、概要

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5/28 『メメント』 [映画]

 映画『メメント』を観た。記憶が10分しか持たない人の話。前向性健忘症。またはコルサコフ症候群―。本当にある症状で、10分どころか、数十秒で忘れる人もいるようだ。主人公は、妻が暴漢に襲われるまでは覚えているが、それ以降は、「記憶」できなくなってしまっている。

 逆回転ムービーとか言われる手法で、結末からスタートする。主人公はすでに暴漢に「復讐」を終えているのだが、そのことを忘れてしまっている。その彼の「健忘症」を利用して、麻薬関係者を始末させようとする男がでてきたり、同じく麻薬がらみでトラブっている女が、これまた彼を利用しようとしたりして、複雑だ。

 さらに、主人公はサミーという架空の人物を心に作りあげて、その妻まで出てくる……。というような「多重人格」的エピソードも加わり、かなり難しい。

 主人公は忘れないように、大事なことはポラロイドカメラに撮ったり、体に「刺青」として刻んだりしている。それってかなり「アナログ」だ。それがこの話を面白くしているのだが……。メモとか写真とかって「断片的」なものだ。もし、「記憶」を「連続」させたいんなら、ビデオカメラに撮れば良い。

 主人公は実は「忘れる」ことに、何か「根本的なもの」を感じていたのかも。暴漢に復讐することが、主人公の「生きる目的」だった。それを達成してしまったら、もう生きている意味がなくなってしまう。だから、達成したことは忘れなければならない。実は復讐は終わっているけど、自分の生のために、それは忘れなければならない。事実、主人公は最後の場面で、自分が復讐したときに撮った写真を意図的に燃やしてるし……。

 人間は「目的」がないと、生きていけないのかも。目標を達成したら、また次の新しい目標を立てる。「仕事が生きる目的」だった人が、リタイアしたとたん、認知症になったりすることもある。目標に向かっているときは、苦しいし辛い。『メメント』の主人公もそうだ。でも、そのときこそ実は「生」を満喫しているのかもしれない。

今日の勉強の記録

  1. 『大人の世界遺産ドリル』
  2. 『西田幾多郎の思想』
  3. 『TOEIC必修単語』
  4. 『英字新聞が読める!聞ける!』

今日の気になる文章

直観というのは、主客の未だ分かれない、知るものと知られるものと1つである、現実そのままな、不断進行な意識である。…自覚においては、自己が自己の作用を対象として、之を反省するとともに、かく反省するということが直ちに自己発展の作用である、かくして無限に進むのである。」(西田幾多郎『自覚に於ける直観と反省』)


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4/1 シンドラーのリスト [映画]

 映画「シンドラーのリスト」を観た。1994年日本公開。なぜか分らないが、父親が会社からもらってきたDVDだ(景品か何かで当たったのかな)。僕の場合は、映画も本も実話のほうが内容に入り込みやすいし、好きだ。

 ナチ党員でありながら、1100人のユダヤ人の命を救った人の話。シンドラーは最初、安い労働力確保のためにユダヤ人たちを雇った。はじめは彼らを保護しようという気持ちなど全くなかった。一方ユダヤ人たちの間では「彼の工場に雇われれば決して殺されない」という噂が流れる。最初シンドラーはそのように自分がユダヤ人の「救世主」だと思われるのを疎ましく思っていた。しかし、そんな感情も、ナチスの残酷なユダヤ人迫害を目の当たりにすることで次第に変わってきて……という流れ。

 シンドラーは「聖人」じゃなかった。儲けのためには闇取引もいとわなかったし、酒も女性も大好きだった。でもそういったところが、逆に人間味があって親しみやすい気がする。彼が偉業を成し遂げることができたのは、人間としての本質的な「善」「悪」の判断ができたからだろう。先入観や時代や文化に流されない根本的な人間としての倫理観―。彼の生まれ育った環境や家族などは映画では描かれていなかったけど、ホロコーストの前にも何かしら彼の思想に影響を与えた事柄があったんじゃないかなぁと思う。

 ちなみに、日本のシンドラーと呼ばれる人がいる。「杉原千畝」(すこし前に、TVでやってた)。中国のシンドラーは「何鳳山」。スウェーデンのシンドラーは「ラウル=ワレンバーグ」。

今日の勉強の記録
①『新聞ダイジェスト』(2006/4)
メモ:連邦準備制度理事会(FRB)グリーンスパン→バーナンキ(元・大統領経済諮問委員会)、日本、ドイツ、ブラジル、インド(G4)、スタンリー・ウィリアムズ、バチェレ(チリ)、モラレス(ボリビア)、ハーパー(カナダ)、チャべス(ベネズエラ)、サーリーフ(リベリア)、グルジア(バラ革命)、ウクライナ(オレンジ革命)、キルギス(チューリップ革命)、レバノン(杉の革命)、イラク(紫の革命)
メモ2:05出生数(106万7千人)、人口(1億2775万人)、04年日本人女性平均寿命(85.59歳)、男性(78.64歳)

②『一般常識総まとめ』
メモ:296議席(自民党05年9月獲得議席数)、269議席(絶対安定多数)、「4兆円の補助金の削減と、3兆円の税源移譲」、79兆6860億円(06年度一般会計総額)、46兆3660億円(一般歳出)、45兆8780億円(税収)、29兆9730億円(06年度新規国債発行額)


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